若いドライバーの口から「運送の仕事って寂しくないっすか?」と聞かれた

Pocket

みなさま、おはようございます。

間もなく3月も終わり、私には、関係ないけれど世間では新年度といった雰囲気の中で希望に満ちている。
いつからか、サラリーマンの季節感や行事的な事から意識が離れ、ボーナスという特別収入からも縁遠くなった。

そう、この秋で丸7年になる軽配送の仕事。

この7年間が早いか遅いかと聞かれれば「早かった」と答えます。
ただ、7年前のデビュー時の事や初めて請けたネットスーパー配送を思い出すと遠い記憶となっていますね。

サラリーマン時代では、1日の経過が遅く、1か月に1度の会議や収支に頭を悩まし、営業戦略や競合との差別化に追われる日々で苦労しましたが、そういった雑踏から離れた事による心の解放が大きな要因ではないか?と思っています。

逆に組織かた遠ざかった事による世間との乖離、例えば、賞与のニュースとか春闘やベースアップといった話には興味がなくなり「ふ~ん…」といった感想しか持たなっています。

また、大きく変わった価値観の中に「そんな扱いを受けて何故辞めない?」といった事があります。
ニュースや各報道なんかで見かけるブラック企業やパワハラなんかの話題を見聞きすると、そう思ってしまうのです。

つまり、サラリーマンならではの悩みなんかを理解出来なくなっているのでしょう…。

最近、新規で入って来た若いドライバーと話をしても、つい最近までサラリーマンだったと聞いて何とも複雑な想いを抱いております。

それは…

「なんだか、寂しいっす・・・」という脱サラ若手ドライバーの一言


最近、頻繁にコミュニケーションをとっている25歳のドライバーがいるのですが、彼は2か月前まではサラリーマンだったとの事です。サービス業だったらしく、周りには人が大勢いて、お客さんと会話があったりと、今の環境とは大きく違います。

ですから、今の心境は【会話が少なくて寂しい】というものでした。

なんだか解るな~・・・と思う反面

私なんぞ、口うるさい上司や仕事のできない同僚なんかとコミニュケーションを取る事の方が憂鬱だったし、ストレスだった。

しかし、彼は、サラリーマン時代に仲間と一緒に作っていた仕事場が恋しいと言います。

そうか…

まあ、人それぞれですからね…

私にもサラリーマン時代に苦楽を共にした同僚もいるし、今も小売業で頑張っている姿に感心したりも時にはします。

しかし、寂しいとは思わないし、7年前の開業時にも思わなかった。

彼は、きっと素敵な仲間と現場に恵まれていたに違いない・・・。
明るい雰囲気の中で慌ただしく勢いある現場で働いてやりがいを感じていたに違いない・・・。

っと思うのだが・・・


では、なぜ辞めて軽配送の世界にやってきたのであろうか?

軽配送に何か魅力があったから来たのであろうか?

その辺は、デリケートな問題なので触れないようにしているが、彼にも悩みが恐らくあったに違いない。

そんな彼に私は、「まあ、そのうち、個人でやっている方が気楽でいいよと思えるようになる」と助言した。

彼は、私の言葉に対して「なんか、1日中、一人で行動して、お昼を食べるのも一人だし、会話らしい会話もなく1日が終わるって寂しく感じるですよね~…」と腑に落ちていない様子だった。

「そのうち、解ればいいよ…」と心の中で呟いた。

サラリーマンって、組織で目標を達成する事がとても尊重されて、支店ごとや営業所や部署単位で責任を追及されると思います、しかし、私たち個人事業主は、自分の収入を第1優先にして生きています。

受託した先の会社がどうなろうが、社員の給与が下がろうが、賞与が上がろうが全く関係ないし、自分の収入はどうなるのかを主眼に置いて働いていると思うのです。

「それは、冷たい」とお思いになる人もいると思いますが、それだけ厳しい世界だとも言えるのです。

だって、人の心配していているうちに自分の身も危うくなるって状況は、この業界に来て何度も味わってきた訳ですから、まず自分の置かれている状況を常に把握しておくことが大切だと思うのです。

話を戻すと…「寂しいなんて言ってられない」ということに繋がります。

いわば、周りはライバルであり、敵であり、足を引っ張る同業者なわけです、気を許し過ぎると必ず後で痛い目を見ます。

「あんなに穏やかそうで、自己主張しない感じの人が…」って驚く事が何度もありました、魑魅魍魎の世界ということを散々味わってきた訳ですから、自分の身を守ることを学びます。(世間話くらいはしますけどね)

しかし、若い力は、そういったネガティブな心を持っていません、変に勘ぐったり、人を斜めから見ませんから、素直な人間づきあいが出来ると思うのです。

そして、失敗を重ねて、痛い目を見て、少しづつ変化をしていく。(50にもなって気が付いてない人もいるが)

それでいいと思いますよ…。

若いドライバーには、笑顔を絶やさず、明るく頑張って欲しいと心から思います。

私にも3人の愚息がおります、いつか彼らも社会へ出て働き始めます。

そんな彼らと接していると、将来の事と重ねてしまいます。彼らの顔と25歳のドライバーが重なり合ってしまいます。

明るさが無くなり悩んだ姿や悲しむ姿を見てしまったら…、哀しく思います。

今の若いドライバーと関わっていると、彼らのお母さんやお父さんの願いが見えてきます。

「一人でやっていると寂しいっす・・・」なんて聞くと、おじさんは、心配になってしまいます。

この若者たちの親御さんは、きっとどこかで彼らの幸福を願い心配されている事でしょう。

私に出来る事は、少しでも話を聞いてあげる事だと思っています。
それが、迷惑でありお節介だとしたら、それはそれでは…複雑ですけどね。

まあ、今日も天気がいいので、気持ちよく走ってこようと思います。

ではでは、今朝はこの辺で

今日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする